社員インタビュー
企画部・仕入部

全員に100%喜ばれる商品はない。

商品開発のジレンマを乗り越えた先に

S.K2015年入社 企画部開発課、仕入部食品安全課

池伝株式会社を選んだ理由を教えてください。

以前菓子メーカーにて、商品開発、品質管理に携わっており、チョコレートを専門に扱っていました。一つの分野に絞らず、製菓、製パンに関する幅広い知識やスキルを身につけたいと思っていたところ、洋菓子材料を扱う池伝を知りました。

池伝を選んだ理由はオリジナルブランドを持っている点、全国展開している点などで自身の経験を活かしつつ、スキルアップが図れると考えたからです。

現在どのようなお仕事をされていますか?

企画部開発課では、オリジナル商品の開発、取扱商品の販売促進(試食サンプルなど)、原材料の評価、レシピ提案などを行っています。

仕入部食品安全課では、製品規格書の手配と作成、食品安全に関わる法規関連の調査などを行っています。最近では会社として製菓、製パン業界の規格書業務のDX化にも取り組んでいます。

仕事をする上で意識していることはありますか?

課題の本質をとらえる上では、固定観念にとらわれず、さまざまな視点から考察することが大切だと考えています。

ですので、自分が「こうだ!」と思ったことに対しても、いろいろな部署、立場の人と会話し、情報や考え方を取り入れるように心がけています。また、その時に得た情報がほかの人の役に立ったり、時間を経て課題の解決につながったりするので、普段からの会話は大切だと感じています。

前職との違いで戸惑ったことはありますか?

製造業と卸売業では顧客・営業から求められるニーズが異なりますし、会社ごとの仕事の進め方や抑えるポイントが異なるので、自分の役割や必要なスキルを調整するのに戸惑いました。顧客、営業、経営それぞれの観点から求められるものを理解し、的確、迅速に対応できるよう日々四苦八苦しています。

仕事をする上で意識していることはありますか?

楽しく働くことを意識しています。

同じ仕事でも、ちょっとした工夫で楽しくできたり、雰囲気が良くなったりします。せっかくなら、良い雰囲気の方が気持ちよく仕事ができ、成果も上がると思うので、楽しく働ける雰囲気づくりを重視しています。

仕事のやりがいを感じるとき、面白さを感じるときはどんな時ですか?

仕入れ先の農園や工場に足を運んだり、勉強会で映像を見たり実際に試食をしたり、原材料に触れると単なる商品ではなくて、生産者の想いも感じることができるので、商品に愛着がわきます。結果、お客様に商品を説明するときに説得力も出て、自信を持って販売することができるようになります。

入社後の印象、会社の雰囲気を教えてください。

和気あいあいとしていて、社員間の距離が近いなと思いました。

お客さんや仕入れ先のおいしいお菓子や原材料の試食会など、食を通じた会話も多いので、コミュニケーションもとりやすく、会話が弾むのだと思っています。また、提案や発案にチャレンジしやすい空気感もあり、自由な雰囲気だと感じます。

仕事のやりがいを感じるとき、面白さを感じるときはどんな時ですか?

チームの連携で課題を解決したり、仕事を成し遂げたりした時です。

池伝は取り扱い品目が1万点以上と多く、それに付随して商品の規格変更も多くなります。 ある時、営業さんが「情報が多すぎて何とかならないかな」と話をしていたのを耳にしました。 購買課、ICT課、食品安全課で雑談しながら相談したところ、「各部署がちょっとずつ協力すればできそう!」となり、結果的に大きな設備投資をすることなく情報を整理する仕組みが出来上がりました。 一人では解決できなくても、チームなら解決できる面白さを感じた瞬間でした。

仕事の大変さ、難しさを感じるときはどんな時ですか?

商品開発において「全員に100%喜ばれる商品はない」というところです。

例えばクッキーのサイズは都心部では3,4センチが主流ですが、地方に行くと6,7センチが主流だったりします。

全国共通で売れるもの、かつ本格的な味で価格が安く、工場で安定製造しやすいレシピ、原材料を安定的に入手可能なもの。すべて兼ね備えたものを作ることはできませんが「軸をどこに置くか」が大切なので、さまざまな意見を聞き、解決策を見つけ出していければと思います。

今後の目標を教えてください。

「試みには発見が必ずある」という言葉が好きです。

まずはやってみて(大けがしない程度に)、失敗と成功を一歩ずつ進んでいければと思います。

就職活動中の方への
メッセージ

「自分が何をやりたいか」も大切ですが、「自身がどうありたいか」も大切だと思います。
希望する職種を実際にやってみて、実際合わないこともありますし、その反対もあります。どんな職種でも、取り掛かる姿勢や意識は自分で選べるので、自分がやるのであればこうする、という主体性を持つと、仕事も人生も楽しめるのではないかと思います。

ある一日の
スケジュール

8:15

出社

新聞、雑誌、ニュース等で情報収集。

8:30

事務作業

事務作業(メール等のチェック・対応、スケジュール確認など)。

9:30

原材料の比較試食会/商品紹介

販売促進課・購買課と連携し、商品の比較試食会や新商品紹介等がある場合には準備します。
仕入先や営業さんと意見交換しながら、商品知識を高める機会になります。

10:30

会議

食品安全課、ICT課と商品規格書システム(開発委託)のオンラインミーティング。
製菓業界の規格書業務の合理化を目指して、システム会社と活発に話し合います。

12:00

昼休憩

社員食堂は、美味しくてボリュームがあり人気です。

13:00

商品の試作/評価

営業向けに販促用の菓子サンプルを作ったり、仕入先の新商品を実際に使ってみて評価したりします。
新商品の開発案件(PB品)がある時には、試作を繰り返します。
※営業さんと同行し、得意先へ販促提案することもあります。

15:30

商談

販売促進課や購買課と一緒に仕入先と商談。販促方法や商品サンプルの準備について打ち合わせします。

16:30

書類作成

試作品のレシピや商品規格書の作成をします。

17:30

退社

業務の進み具合で退社。


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